脂肪肝
脂肪肝について
脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪が過剰に蓄積している状態です。脂肪肝の放置は肝臓を線維化させ、肝硬変・肝臓がん・肝不全のリスクがそれぞれ高まります。自覚症状がほとんどなく、血液検査だけでも判別しにくいことから、脂肪肝を指摘された際は対策を講じなければなりません。
こんな症状はありませんか?
- 食生活の乱れ(暴飲暴食)
- 睡眠不足
- 運動不足
- 脂質異常症や糖尿病である
- 喫煙、飲酒の習慣がある
- 疲れが溜まっている
- ストレスがある
- 急に体重が増えた
脂肪肝の原因
脂肪肝は「非アルコール性脂肪肝疾患」ともいわれており、アルコール摂取の有無にかかわらず発症する可能性があります。過食・不適切な食生活・肥満などが主な原因です。予防や悪化を防ぐには、生活習慣の改善と管理が求められます。
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過度な飲酒
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肥満
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運動不足
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食生活の乱れ
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薬の副作用
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生活習慣病
(糖尿病・脂質異常症)
主な治療方法
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食事療法
食事療法は脂肪肝治療の基本です。栄養バランスの取れた食生活により、過剰な脂肪の摂取を避け、肝臓への負担を軽減できます。特に肥満の方は、適度な体重減少が肝臓の健康を取り戻すカギです。
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運動療法
定期的な運動は、脂肪肝の改善に役立ちます。有酸素運動を中心に、週に数回の適度な運動を継続していただくと、肝臓の脂肪分解が促進され、脂肪肝の改善が期待できます。また、運動は肝臓だけでなく、全身の健康維持にも貢献します。
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薬物療法
食事療法と運動療法に加えて、脂肪肝の改善を目的とした薬物療法を適用する場合があります。症例や他に疑われる生活習慣病などにも応じて、服用していただく薬剤の種類や量を検討します。医師による指導のもと、適切な服用や副作用の管理などを行ってまいります。
まずは検診にお越しください
脂肪肝の正確な診断に向けて、当クリニックでは血液検査・超音波検査・CT検査を中心に行っております。特に超音波検査では、脂肪が蓄積した肝臓部分が明るく映し出されることで、脂肪肝の有無を確認できます。これらの検査を通じて、早期のうちに脂肪肝を見つけ出し、適切な治療の提供につなげていきます。
肝臓の硬さと肝臓内の脂肪量を測定する”フィブロスキャン”を導入しております
フィブロスキャンとは、肝臓の硬さや脂肪量を非侵襲的に測定できる検査方法です。機械的な振動による「せん断波」を利用し、肝臓を通過する波の速さで肝臓の硬さを評価します。この検査はわずか5分~10分程度で終了し、肝硬変のリスクを早期に把握するために有効です。
検診のご予約も受け付けております。
脂肪肝検診のご予約は、WEBにて承っております。
その他、お問い合わせ等ございましたらお電話ください。
- 受付時間
- 9:00~12:00/17:00~19:00
※月曜、木曜の14:00~16:00は、予約検査のみ - 休診日
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